正直、僕は普段そんなに二郎系には行きません。でもこの店だけは別で、気づけばもう4回目くらい。「千葉の二郎系代表」を名乗れる店って、そう多くないんですよ。だから、ブログには基本お店のことは書かないんですが、これはさすがに書かないわけにはいかない(笑)
そして今回いちばん書きたいのは、味の話じゃなくて──二郎系って「殺伐としてて怖い」ってイメージ、ありますよね。あれ、この店に関しては全然違ったんです。
まず、その日の一杯がこちら。
見てのとおりの迫力です。この一枚を撮った時点で、僕はもう夕飯を諦めていました。
そもそも「BooBoo太郎」って何者?
先に、行ったことがない人向けに事実だけ整理しておきます。
- 店名:ラーメン BooBoo太郎。(ブーブー太郎。)
- 場所:千葉県千葉市中央区中央4-13-21 小川ビル1F(県庁前駅から徒歩3〜4分)
- 定休日:水曜
- 営業時間:11:00〜14:00/17:30〜21:30(日曜の夜は20:30まで)
- コール:ヤサイ・ニンニク・アブラ・カラメを無料でトッピング
しかも近くには、直系の「ラーメン二郎 千葉店」もある。本家がすぐそばにあるのに、それでも行列ができる。これが何を意味するか、二郎好きならわかると思います。千葉で二郎系の話をするなら、この店は避けて通れないんです。
二郎系の「圧」、覚えてますか?
さて、本題です。
僕はもう何度か来てるので、正直そんなに身構えてはいませんでした。でも、今回連れて行った友人は違った。券売機の前で、あきらかに固まってたんですよ(笑)
二郎系って、初めての人にとってはちょっと身構える対象じゃないですか。
コールを噛んだらどうしよう。注文の順番、合ってるかな。店員さんに睨まれたら嫌だな──。あの独特の緊張感。ネットで「二郎 コール 失敗」とか調べて予習してから行く人、けっこういると思うんですよ。友人もまさにその顔をしてました。
券売機の前で食券を握りしめて、「麺の量、聞かれたら何て答えるんだっけ」って心の中でリハーサルする、あの感じ。二郎系のイメージって、そういう「試されてる空気」だったりします。僕も最初の頃はそうでした。
だから、隣で緊張してる友人を見ながら、「まぁ、この店は大丈夫だよ」と内心思っていたんです。
でも、油、教えてくれるんですよ
ところが、です。
BooBoo太郎、圧はたしかに強め。二郎系ですから、そこはある。でも、優しいんです。
食べてる途中、僕の口の周りに油がついていたらしくて。店員さんが、さりげなく「ついてますよ」と教えてくれたんですね。
これ、何度来ても地味に効くんですよ。
殺伐としてるって身構えてた友人の目の前で、こういう気遣いが飛んでくる。ギャップにやられるんです。強面の人が子犬に優しくしてるのを見た時の、あの反則な感じに近い。
案の定、友人も「なんか、思ってたのと違うね」と笑ってました。二郎系=愛想がない、っていう先入観が、その一言でスッと溶けたんです。僕が何度も通っちゃう理由も、たぶんここにあります。
厳しさと優しさは、両立する。むしろ、厳しさの芯があるからこそ、ふとした優しさが際立つ。そんなことを、油まみれの口元で考えていました。
チャーシューが、すべてを持っていった
味の話も少しだけ。
二郎系のうまさを左右するのは、僕は「チャーシュー」だと思ってます。麺でもスープでもなく、あの肉。
BooBoo太郎のチャーシューは、ホロホロでした。箸で持ち上げると崩れそうなくらい柔らかくて、脂の甘みがちゃんとある。写真を見てもらえればわかりますが、あの分厚さです。これがスープと絡んで、生卵の黄身をまとった瞬間、もう完成された一口になる。
結果、どうなったか。
この一杯、昼に食べたのに、その日の夕飯はもう要りませんでした。店を出たあと、満腹すぎて口数が減る友人を見て、「あぁ、いいもん食わせたな」と。あの無言の満足感、二郎系ならではです。
結局、誰と何を食うか
最後に、少しだけ仕事の話に寄せて締めさせてください。
「初めての人にどの店を勧めるか」って、その人のセンスと責任がちょっと出ると思ってます。ハズしたら気まずいし、逆に「連れてってくれてよかった」と言われたら、それは信頼になる。
今回、僕がBooBoo太郎を選んだのは、味だけの理由じゃありません。圧はあるけど、優しさもある。ちょっと身構えちゃう人でも、安心して”沼”に入れる。そういう店だと、何度か通って知っていたからです。
厳しさの中に、ふとした気遣いがある。それで人は安心する。これって、ラーメン屋も僕らの仕事も、実は同じなんじゃないかと思うんです。士業なんて、依頼する側からすれば最初はちょっと敷居が高い。でも、伴走する姿勢と、さりげない気遣いがあれば、そこは信頼に変わっていく。
木曜の昼に、仕事の合間を縫って一緒にラーメンをすすれる士業仲間がいること。油を教えてもらいながら、くだらない話で笑えること。
そういう関係が、たぶん仕事の土台になってるんだよなと、丼を空にしながら思ったのでした。(絶対に晩御飯食べれない。。)

